保健室 市民公開講座「お口の健康と介護予防」
2017年11月7日
まちの保健室委員長 上野佳穂
10月28日(土)市民公開講座を行いました。今回のテーマは「お口の健康と介護予防」について、日本歯科衛生士会理事、京都府歯科衛生士会副会長、歯科衛生士の吉本美枝先生にお話しいただきました。
まず、お口の元気体操-リズムにのってさぁ楽しく!と「明日があるさ」のリズムにのって体を使って、そしてお口の体操をしました。
実は少々怖いお話ですが、お口の中はばい菌だらけということになります。歯垢(しこう)1g中1,000,000,000,000コの菌が常駐しているとのこと、その菌によって虫歯、歯周病だけでなく肺炎になるということです。歯磨きの大切さ、うがいの大切さを教わりました。さて、みなさんもよくご存じの通り8020(ハチマルニイマル)運動は、80歳で20本の歯を残しましょうという運動です。しかし、現在は高齢化により、80歳より長生きの方がたくさんおられます。90歳でも自分の歯で食べられるようにすることはとても大切なことです。
また、どうしても入れ歯ということになったとしても、先ほどもお話しした通り、お口の中はばい菌だらけです。義歯もいつも清潔に保つようにということでした。
最後に、「パ」・「タ」・「カ」・「ラ」としっかり声を出すことで飲み込みがよくなりますということです。自分の歯でおいしものをおいしいと思って食べて、スムーズな嚥下ができることが理想ですね。